守谷の軽井沢-大柏の森

通称守谷の軽井沢、大柏の里山を中心にぶらぶらと。

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東大 小豆川先生の講義を拝聴してきました。

分析化学が専門の小豆川先生が放射線について勉強会を開かれるというので、参加しました。



今日の講義では大半が私と同じ一般市民で、放射線測定器をお持ちの方も多数いらっしゃいました。



講義の内容は、放射線に関してほとんど予備知識がない人でも理解できるくらい平易な内容でした。
私は大学の先生と仕事でお付き合いしていますが、大学の先生はいくら平易に説明しているつもりでも、無意識に専門用語や専門知識がないとわからないことを口にしてしまうものです。
でも小豆川先生は最後まで一般市民と同じ世界の言葉で語ってくれました。


世の中で推測や断定的な結論、根拠のない基準値、攻撃的な意見が飛び交う中、小豆川先生から伝えられる情報はすべてご自身の調査結果に基づいており、わからないことはわからないとはっきりおっしゃっていただいたため、自分なりに現状を正しく認識することができました。


最後に私から質問したときに、守谷の線量をお伝えしたところ、少し驚かれていましたので、今の分析がひと段落したら是非守谷も研究対象に加えていただければと思います。

#参加者の方に同情のまなざしで見られてしまったような。。。



先生が質問対応に追われる中、私も土壌汚染の軽減について質問させていただきました。表土ほどセシウムの汚染がひどいのであれば、例えば校庭が汚染されているが、すぐに土を5-10センチ削るのが難しい状況のとき、浮き砂やごく表面を削るだけでも効果的か?という質問に対して、即答で「もちろん!」と大きな声で回答いただきました。

今日は先生からこの見解を得ることが目的のひとつでしたので、先生への感謝の念と満足感が心にわきあがる中、会場を後にしました。





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以下、勉強会中に取ったメモです。

私しかわからない書き方になっているかもしれませんが、興味のある方はどうぞ。

#先生が使った資料は先生のWebにアップされるようです。

日時:2011年7月2日(土) 10:30-12:00
場所:東大駒場キャンパス
主催者:東京大学大学院 総合文化研究科
広域科学専攻 環境分析化学研究室
小豆川勝見 助教
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cshozu/

勉強会名:放射線物質の計測法と環境中の放射線量

■ウラン235の核分裂についてわかりやすく説明
崩壊熱 ウラン1gでプール沸騰するほどのエネルギー

ウラン235からSr90とI131、Cs137に変化
ほかにも生成される原子あり 福島31種類
生成された原子は不安定→放射線放出で安定化

ストロンチウム 骨にたまる カルシウムに類似するため
ヨウ素 甲状腺にたまる
セシウム 筋肉、生殖器にたまる カリウム、ナトリウムに類似するため

それぞれの原子に固有の半減期あり

■原発が壊れた理由をわかりやすく説明
安定化するまで冷やせなかったため、崩壊熱で原子炉破損

■放射線の影響
不明。現時点では福島の汚染レベルが東京より高いということのみ
安全、危険ラインは現時点では引けない

過去の事例から チェルノブイリの例から考える
高線量では28名作業員死亡
低線量では子供の甲状腺がん増加 30倍
30倍!の数字の意味
30万人に一人の割合が1万人に一人の割合になったということ
どう捉える?宝くじ一等の倍率を30倍に増やして実感できるか?

チェルノブイリと福島の違い
人口密度 ウクライナは79人/km2 福島は343人/km2
発症率が同じでも発症者数は4倍になる。

大気中に撒かれた量 - 両手に乗るくらいの量(少な!
#プール一杯に角砂糖のセシウムで超高濃度汚染水になる

■線量計の説明
測定器は3種類
優劣はなく、測定対象と方法が異なる
実際に測定中の音を鳴らしてこれが放射線を拾っている音と説明
→音の数がベクレル
通常でも音はなる。例えばカリウム40はコンクリートの中に含まれるので、それらを拾って今音がピッピッって1秒間に2-3回なっている
実際に原発付近のワラを測定。音が連続してピーーーッと鳴る(4月の段階では6000万ベクレル/kgあったらしい)
今正しい(校正後の)線量計で計ると6.6マイクロSv/h
→参加者の測定結果は全くバラバラ 私の測定では6.47。
ただし、向きを変えると2くらいまで落ちた。少し離しても大きく値は落ちる。

測定器、当て方で結果が大きく異なることを認識する必要がある
線量計の正しい見方 同じ線量計で同じ測り方 相対変化を見る

■これからの見通し
残念ながら、土壌では線量は数年間ほとんど変わらず
→田んぼのCs137は9年間でやっと半分になる(半減期より早い)
都会では雨水で流されて下水処理場へ きれいになるのは早いが処分場で濃縮

世の中に出ている放射線量は適当な値がほとんど
→緊急時用の簡略化した方法で出した値が多い

先生のプロジェクトでは線量を正確に求めることを重要視している。
そのために分析に時間がかかる

■福島の現状
土壌 都内の1-10万倍
核種 15以上 プルトニウムは少なくとも飯館村まで飛散

■最後に
長期戦になるので肩肘張らずに
健康への影響は確率でしか表現できない


先生、ありがとうございました。
<了>
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  1. 2011/07/02(土) 15:11:55|
  2. 放射能汚染
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